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[遠隔コミュニケーションを知る] CCA REPORT

ビデオ会議の「よく聞こえない」トラブルについて考える

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ビデオ会議システムは便利なツールですが、利用中に「いまいちよく聞こえない」と感じたことはありませんか? せっかく離れた場所からコミュニケーションをとれるシステムや最新の機器を導入しても、そもそも音声が聞こえにくければスムーズなコミュニケーションは実現できません。こうしたトラブルはどうして起こるのでしょうか。その原因を探ってみましょう。

会議中に突然起こる「よく聞こえない」その原因は?

話し手の声が聞こえにくい原因は、主に以下のように分けられます。原因ごとにその解決策を見てみましょう。

原因1:話し手の声が小さい

ごく基本的なことですが、聞こえない原因として意外と多いのが「話し手の声が小さい」というもの。最近ではマイクの性能もずいぶんと改善されていますが、それでも、もともとの声が小さすぎると声を拾いきれず、何を言っているのか聞き取れなくなってしまいます。

特に、話し手がビデオ会議システムに慣れていない場合、同じ部屋の中で対面するいつもの会議と同じように話してしまうことで、こうしたトラブルの原因になることは少なくありません。解決するためには、話し手にゆっくりはっきりと、いつもより大きめの声で話すよう意識してもらう必要があります。簡単なことですが、話し手が少し意識するだけで大きく改善できるトラブルなのです。

ただ、場合によっては話し手にこうした使い方を意識してもらうのが難しかったり、どうしても地声が小さかったりする人もいるかもしれません。そんな場合は、その人専用のマイクを用意するのも効果的な方法です。

原因2:機器のレイアウトや使用している機種が適切でない

機器のレイアウトや機種が適切でないというのも意外と気づきにくい原因のひとつ。例えば、指向性の高いマイク(一定の方向に集中して音を拾うもの)を使用する場合、話し手はマイクのほうを向いて発言する必要があり、向きがずれてしまうと、声が急に小さくなったり大きくなったりして聞こえにくい状態になってしまいます。

この場合、マイクのほうを向いて話していれば問題はないのですが、会議に使用するスクリーンが別の方向にあると、話し手はマイクのほうを向いて話すことが難しく、結果として「よく聞こえない」という状況になってしまうのです。

解決するためには、マイク自体を全方位のものに交換するか、もしくはスクリーンとマイクの向きが同じになるよう、会議室のレイアウトを調整する必要があります。使用している機器と、会議室のレイアウトが適切か、もう一度見直してみるといいでしょう。

原因3:エコーやハウリングが発生する

音が増幅されることで引き起こされるエコーやハウリングも、声を聞こえなくしてしまう原因のひとつです。このトラブルはほとんどの場合、機器の音量調整や設定が原因となって起こります。
例えば、マイクとスピーカーの距離が近すぎると、スピーカーの音をマイクが拾ってしまうためエコーが発生しやすくなります。その場合、マイクの位置を変えたり、スピーカーの音量を調整したりすることで、一時的にユーザー側で改善できることもあります。

ただ、それでもトラブルが続く場合、会議室の広さにあわせてスピーカーの音量やマイク感度の調整をしたり、音域ごとに音の調整ができるアンプやミキサーを導入したりするほうがいいこともあります。こうした機器の微細な調整は専門家でないと難しい場合もあるので、サービス提供元に相談してみるといいでしょう。

まずはトラブル原因を把握することから

一言に「よく聞こえない」と言ってもその原因はさまざまです。ユーザー側で簡単に改善できるものもあれば、専門的な機器の調整を必要とするものまであります。会議中の急なトラブルに対応するためにも、まずはよくあるトラブルと、その原因を把握することが大切です。

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